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004​「水野まゆ」

photo/河邉 有実莉

text.interview/MMMatsumoto(MARQUEE)

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 ライブ+インタビューでお送りする群青の世界×MARQUEE『青の記録』。その4回目は前回の「一宮ゆい」に続き個別シリーズをお届けします。今回はグループ最年少で、村崎ゆうなと共に途中加入した「水野まゆ」。

 最年少とは言え、むしろその等身の素晴らしさ(姿勢の良さも!!)から妹イメージよりもモデルっぽく大人な雰囲気も。けれど、よくよく見ればどこか元気でどこかまだ自分を出し切れない様子も混在する。個性派の多い群青の世界にあっては標準という言葉を感じさせるむしろ稀有な存在かもしれない。その分この世界観を外に翻訳してくれそうな気もするのだが...

 ということで今回も深掘りっ! 結果思った以上にギャップありの複合していてかなり凸凹でした。あの標準とは何だったのか...。おそらくファンの方々には知られているかもしれない「人間・水野まゆ」を追うことで、水野さんの持つバランス感覚と、そこに築かれている理想のアイドル像を逆に浮かび上がらせてみたいと思いました。

 そして今回も他メンバー達が、メンバー仲間同士ただからこその至近距離から報告してくれます。これがとっても水野さんの実像をとらえていますので必読でお願いします。

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■「水野まゆ」を讃える会:村崎ゆうなの場合

村崎 まゆの魅力と言えばスタイルの良さとかなんですけど、内面で言うと、一宮ゆいに近いところがあって実は。奇人の部分とかじゃなくて(一同笑)。

——期待したのに。

村崎 理想のアイドル像があるんですよ。それを貫く力があるな〜って思います。

——どんなアイドル像なんですか?

水野 自分がなりたいというよりも求められてる像なんです。清楚で、髪サラサラでみたいな(笑)。それは自分に合ってるとは思うから、それになろうとしている感じです。

——最大公約数的なアイドル像ですね?

水野 そうです。学生のすごい清楚みたいな感じもだし、大人なワンピースが似合う感じも。ロングなのが最近結構合うのかなって思ってきて。

村崎 誰になりたいじゃなくて、自分はこうあるべきだっていうのがあるタイプだなって思います。だから、ちょっとしたことでも曲げたくない、負けず嫌いなところも伝わってきますね。求められるアイドル像と、自分がこうあるべきっていうアイドル像が一致してるから、アイドルとしてすごい魅力的に見える。青セカに求められているものを持っている子だなって思います。

——大絶賛なんですけど。

一宮 あれ? 私の時こんな褒められましたっけ? 変なことしか言われなかったよね?(一同笑)。クレームだ!クレーム!

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■「水野まゆ」を讃える会:一宮ゆいの場合

一宮 人がされたら悲しんじゃうから、ということを考えてるなって思います。例えば、誰かがしゃべって反応が無かった時に、ちゃんとまゆは人の話を聞いて反応するようにしてて、えらいなって思う。すごく繊細でいっぱい考える子なんだなって思います。私だったら、自分の世界に入っちゃって周りの声が入ってこない、きっと。

——そもそも一宮さんは人間に興味ないでしょ(笑)。

 

一宮 興味ないわけじゃないですけど(一同笑)、こうやって(パンパン)やられないと話聞けないタイプです。まゆは、それでもちゃんと話を聞いて反応をしてあげるっていうことが出来るからすごいなって思います。

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■「水野まゆ」を讃える会:工藤みかの場合

工藤 まゆは、すごい熱心だなって思うところがあって。好きなアイドルさんをたくさん見学したり、よく携帯にメモしていたり。すごい熱心で、アイドルに対して真摯に向き合ってるんだな〜って思います。

 

——何をメモしているんですか?

 

水野 レッスンだったら、間違えてたところと正解を。見学している時に見てるのは、煽りの仕方とかウインクするタイミングが多いです。挨拶も結構見ますね。MCも。

——工藤さんはメモりますか?

 

工藤 私はメモしないです(一同笑)。

——すみません、わかってて聞いてしまいました(笑)。

 

水野 いや、でも、メモらなくても出来るタイプなんだと思う。飲み込みが早いから。

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■「水野まゆ」を讃える会:横田ふみかの場合

横田 私は絶対出来ないんですけど、まゆは、これをやったらこういう結果につながることを多分頭の中で分かってる気がします。例えば「これになりたい」って決めたら、その為に今何をすべきなのかをきっと理解してて、自分から発信して行動出来ているのが分かるから、それがすごいなと思います。

——ということは、横田さんもそのタイプですね? 横田さんはまゆさんほどは行動しない?

横田 私は、行動したいって思っても「怖い」とか、ビビってしまう部分があって出来ないことが多いんですけど、まゆは恐れることがあまりないから。

——グループのことについても?

 

水野 それはまだ言えてないかな(笑)。まだこうした方がいいんだろうなみたいなのはいっぱいあるんですけど。今年に入る時に占いをしてもらったんですけど、その方に「やりたいことがあるんだったらちゃんと言った方がグループの為だから」って言われました。でも、ちょっと難しい。言ったらどうなるんだろう、言ってどうにかなるのか、伝わるのかな?って考えちゃって、あんまり言えてないんです。

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■水野まゆの真実を告発!

——では定例の告発を。

村崎 腕が鳴る(一同笑)。

水野 怖い(笑)。

村崎 みんなに知られてない面で言ったら、意外とまゆは分りやすい子だと思うんですよ。

——というと?

村崎 結構ファンのみんなからは、しっかりしてる子というイメージがあると思うんですけど、わりと全ての動作とか顔とか言動で、その時の感情が分かる(笑)。

 

水野 多分、この5人で居る時は感情全開なんですけど、アイドルしてる時はあんまり出てないと思います。親しい人や何でも話せる人だと、自分を隠さなくていいんだなって思えるようになってきて、多分出過ぎではある。

 

——そういうイメージ全然ないです。じゃあ、怒ると目がつったりするとか?(一同笑)

村崎 そんな漫画みたいに(笑)。けど、最初の頃は本当に自分を出さないようにしてたのかなって思ったんですけど、最近は感情が分かるようになってきて、嬉しくなりました(笑)。

 

水野 家族にもあんまり出せないところはあります。気を使っちゃうというか。自分のことで疲れてほしくないんですよ。だからお母さんにもあんまり相談も出来ないタイプだったんですけど、最近やっと出来るようになってきました。人に心を許せるようになったのかもしれない(笑)。

——そこに至るに群青の世界が果たした役割は大きいですか?

 

水野 すごい大きい。みんなが感情を出してくれるから自分も出せるようになったところはあります。

 

——一宮さん、どうですか?

一宮 前回私の『青の記録』のインタビューをしてもらった時に、なんか私に憧れてるのかな〜?って(一同笑)。真似してるとか参考にしてるって言ってるから。だから、水野まゆファンの人には、私にいつもこうやって(手をこする)感謝して「ゆいち、ありがとう」って思ってほしいなって(笑)。今のまゆがあるのは私ですよっていう。

 

村崎 ゆい'sチルドレンてこと?(笑)

——水野さんはでも、一宮さんのこと好きでしょ?

水野 はい。SNSが上手かったり、アイドルがすごい上手じゃないですか。ちゃんと見とかないと拾えるものも拾えないなと思って(笑)。だから本当に参考にしてます。だから、一宮チルドレン(一同笑)。

 

一宮 言わせたみたいな(笑)。

 

——工藤さんからも一言お願いします。

 

工藤 見た目的に几帳面なんですけど、結構ガサツ(一同笑)。「まあ、いっか〜」が多いのと、あと、色んな所にぶつけます。レッスン中もよく色んな所に手をぶつけたり。事務所で準備してると、色んなものを蹴飛ばして(笑)。

村崎 叫び声が聞こえるなと思って。絶叫してる。結構おてんばだよね。

——急がなきゃと思っちゃう?

 

水野 生き急いでるかもしれない。でも、部屋は本当に汚い。片付けられなくて。両立が多分出来ない。自分のことはどうでもいいってなっちゃうんで、最低限の生活が出来れば家はいいかなみたいな感じです(笑)。


——家、綺麗にしようよ。

水野 言われました、占いの人にも(笑)。

 

横田 まゆん家行った時おもろかったもん(笑)。汚いとかじゃなくて物が多くて。リビングのテーブルの上に、化粧品の隣にコショウ(一同爆笑)。

——一宮さんみたいな感じですね。

一宮 違うもーん! 私はめっちゃピカピカですよ!(笑)。

水野 ちゃんとアイドルで映るところは綺麗にしてるつもりではあるんです。

——意外です。物が捨てられないタイプですか?

水野 「思い出のものは捨てられなくて。服は捨てられるんですよ。食器とか。中学生の時にもらった手紙とか捨てられないです。あと、また着るかもしれないとか。

——いや、着ない、着ない(一同笑)。ちょっとギャップがありますね。結構凸凹なんだなって思って。もっと平均点な感じの人かと思ってました。

 

水野 全然です。見せてるだけです。

横田 最初まだこちらにも気をちょっと張ってる状態の時は、一番年下だけど落ち着いてる印象だったけど、慣れていくうちに、やっぱ年下の一面もあるんだなって。テンションが高い時と低い時の差が一番分かりやすいから。でも、ファンの人って多分、推してるアイドルの感情の差を知れるのって嬉しいと思うんですよ。

 

——確かに。話変わりますが、横田さんと水野さんはもしかして昔、めっちゃJKで飛ばしていたということはありませんか?(一同笑)。

水野 あ〜、なくはない(笑)。

 

横田 否めない。

——水野さんは入って来た時、何かJKノリを感じたんですよね。

 

横田 ああ、落ち着いたかも、そう考えたら。前の方が「イェイ」みたいな感じだったかな? 言葉とかね。

水野 実家が、みんなギャルみたいな感じなんで(笑)。お姉ちゃんがギャルなんですよ。それで言葉使いとか結構悪くて家だと。学校もギャルの高校だった。でも結構もう何年も一人暮らしをしてるので、ギャルっ気は抜けてきたのかもしれない(笑)。

——コショウとマニキュアが一緒に置いてある原点はそこでしたか(一同笑)。

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■水野まゆショートヒストリー:群青の世界に出逢うまで

——小っちゃい頃どんな人だった?

 

水野 多分気を使いやすい子だった。保育園の祖父母参観の時に、自分が他のおじいちゃんおばあちゃんにも遊びに行ってたみたいなのをお母さんから一生聞かされ続けてて。「あなたはそういう子だから、いい子なんだよ〜」みたいな(笑)。

 

——幼稚園とか小学校の時は学校でどんな感じだったの?

 

水野 元気でした。長野の田舎なんで。朝から走り回ってました。小学校は、部活こそなかったんですけど、それっぽい、ドッジボール、自転車、陸上、あと読書みたいなの全部入ってました(笑)。

——それで中学校の時陸上に入って、なんで砲丸投げだったんですか?

 

水野 足遅くて、体力もなかったんです。ハードルもちょっとやってたんですけど、1回ハードルで派手に転んで怪我して、怖くなっちゃって出来なくなっちゃって。それで砲丸でしたね。砲丸は得意でした。県大会も行きました。

——じゃあ、家に居る派ではないんですね?

 

水野 いや〜、どっちも。アニメは好きですね。休みの日は家から出ないことが多いので。遊びに行く時くらいしかあんまり外出しない。

 

——中学校ぐらいになってくると結構グループで群れてたと思うんですけど。高校にかけて。どうだったんですか? ギャル化したのはいつ?

水野 私は、ギャルの中にいる大人しい子みたいな感じでした(笑)。みんな結構陽キャな感じで、グループに入ってるっていうよりかは、誰でも話せるみたいな感じだったので。悪く言えば独りだったのかもしれない。

——学校の先生には恵まれましたか?

 

水野 いや〜、よくケンカはしてたんですけど、良い先生でした。

 

——ケンカするんだ?

 

水野 夢を書く時とかあるじゃないですか学校で。友達が芸能系をやりたいって書いてて、それを先生が現実的に見てちょっとバカにするみたいな感じで言ってて、それにカチーンてきちゃって、「別にそういうのやりたいの人それぞれだし」って言っちゃって(笑)。それで、後日謝られました。

 

——結構男前なんですね。学級委員とかやってた人ですか?

 

水野 学級委員はやってなかったんですけど、放送副委員長とか、委員会系はやりたかったです。

 

——部下がいっぱいいた?

 

水野 後輩からすると結構お姉ちゃん的存在だったと思います。

 

——アイドルは水野さん歴のどこから関わってくるんですか?

 

水野 高1の時に、女子高生ミスコンに出てて。それで事務所に入ってて、そこの事務所で「アイドルをするからやってみないか?」と言われ、やり始めたのが最初です。アイドルのことは全く知らなかったです。

——高校生の時に東京に出てきていきなりアイドル活動だったんですか?

 

水野 そうですね。新鮮で楽しかったです。

——でも半年で解散。その後はどうしようと思ってたんですか?

 

水野 その時は、もう本気で大学に行こうと思ってました。やることもなかったので一回実家に帰ってて。でも、オーディションには出てたんですけどね。その時に、群青の世界に出会ったんです。

 
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■水野まゆショートヒストリー:群青の世界に出逢うまで

——群青の世界のオーディションに行った理由を教えてください。

水野 話を聞いてやりたいと思ったんです。世界観が合ってる気がして。やっぱり清楚なのが自分は可愛いなと思うので。すごい歌ってみたいなと思ったし。

——その清楚好きの原点はどこにあると思いますか?

水野 少女漫画に出てくる子って大体清楚じゃないですか。ヒロインでありたかったんですかね。あんまりアイドルは分からない。坂道系とかも全然分かんなくて。『アイカツ』でアイドル可愛いなってなったくらい。

——もともと清楚なものが好きなんですか?

水野 好きかもしれないです。地味なものが好きなんで。

——汚れていないものが好き...そのわりにはコショウとマニキュアが一緒...(笑)。

水野 自分のことは難しいんですよね。出来ないんですよね、自分てなると。

——水野さんは入る前の群青の世界を見てどう思ったんですか?

水野 綺麗だなって思いました。他のアイドルさんは可愛い自分を見せてる感じだけど、このグループは綺麗で、内にあるものを感情的に出してる感じなのかなって思いました。行きすぎず綺麗が前提での感情的。キャピキャピも好きなんですけど、そういう演技というか、感情的になるみたいなのをするのってなんかワクワクするじゃないですか(笑)。そこに惹かれたのかもしれない。

 

——最初遠慮してましたよね。

水野 (笑)。どこまで自分を出すべきなんだろうみたいな。分かんなかった。

 

——自分を出しちゃうとどうなりそうなんですか?

水野 わりとメンヘラというか、考えると長文で全部バーッて書けるタイプなんですよ。そういうのって迷惑じゃないですか。求められている自分はそれじゃないってことは分かってるんです。

——自分に何を求められてるか、アイドルってどういうものを求められるかに関して敏感ですね。

水野 嫌われるのが怖くて。自分に興味がない人にも、全く自分のことを知らずにパッて見た人でからも嫌われたくないんですよ。街で会う人にも嫌な感じにされたくない。最善を尽くしたいです。

——求められているアイドル像は最大公約数的なもの。でも本当にそうなのかな?って疑ったりはしませんか?

 

水野 やっぱり繕ってる感じはあるのかなって思いますけど。でも今は、求められている自分もわりと好きだから、それに乗っかっちゃってる感じはありますね(笑)。でもたまに病んでるツイートとかしたくなっちゃいます(笑)。家だと本当に病んじゃいます。気にしちゃう。

——長文とか書いたものはあるんですよね?

水野 メモとかにバーッて書いてしまっておくみたいなものはあります。ストーリーで長文とかやりたくなっちゃうんですよね。だから抑えてます。ポエマーなのかもしれない(笑)。そういう歌詞書けそう。

——水野さんはわりとオーソドックスだからこそ、最大公約数的な人達に伝えれることが出来るタイプかと思うんです。中庸ってすごく難しいことだと思うんですが、その中庸をもし天然に出来るんだったら、きっと役割を果たすとも思うんです。群青の世界を広める時に、自分がスイッチャーになれる感じは持っていないんですか?

水野 伝えたいことはいっぱいあるから、MCや番組に呼んでいただいた時に、しゃべりたいことはいっぱいある。

 

——群青の世界のMC担当として再デビュー。どうですか?

水野 なんか遠慮しちゃう(笑)。やりたい人がいるかな〜みたいな。

——水野さんはMC向きだと思いますけどね。じゃあ最後に、当面の課題は何でしょうか?

水野 家、片付けます(笑)。あとは、両立出来るようになりたいですね。自分のやるべきことをちゃんと出来るようになりたい。

 

——群青の世界がどんな感じになればいいですか?

水野 もう結構形が出来てきているから、広める方法を探していかないといけないのかなって思います。個人のYouTubeやりたいです。やりたいこといっぱいあります。

 
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